11.星空の下で
星空の下で一中孝介
波にゆらめく
星空の下で
いつも仲間と
時を忘れて
けなし合っても
笑って許せた
そこのは優しい
愛があったから
他愛も無いことで
泣いて笑って
そんな繰り返し
ただそれだけで良かった
僕らが感じてた
あたたかい潮風は
いつも變わらず
僕らを包んでた
いつの日から僕は
變わってしまったのだろう
近頃あの頃ばかり振り返る
ビルに圍まれ
人波に流され
空を見上げることさえ忘れ
時の流れは
僕を取り殘し
氣付かずこの街で
ただただ過ごしてた
星の光は
まるで遠すぎて
さみしさ迂み上げ
今夜も夢を見る
他愛もないことで
泣いて笑って
遠い日の出來事を
あの日の約束を
今の僕は
取り戾せるだろうか
他愛も無いことで
泣いて笑って
そんな繰り返し
ただそれだけで良かった
あのとき見上げてた
やさしい星空は
今も變わらず
僕らを見つめてる
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